かゆ(!) うま(?)

ミミズクと夜の王」(紅玉いづきメディアワークス)を読みました。
あちこちで話題になっていたし、電撃大賞だし、古橋秀之の出身だし。


自らの死を望む少女「ミミズク」と、夜の森を支配する魔物の王「夜の王」の交流を描いたお話。


まずまず面白いとは思いましたが、文章にムラが多く、言葉の選び方に粗が目立ちます。
序盤は読んでてしんどかった(特に主人公の言動が)。
童話のテイストをなぞろうとして、果たせてない印象です。
そして全体的に読んでて痒いのですが、これは僕の嗜好の問題でしょう、多分。
全否定はできない、丸っきりつまらないとはいえませんが、中途半端な作品かなと。


amazonのレビューで紹介されていた向山貴彦「童話物語」に興味が向いたので、今度はそれでも読みます。