タイトル通りの心境

世界名作劇場シリーズの新作が作られるということです。大変喜ばしいなあ。
タイトルは「レ・ミゼラブル 少女コゼット」おー、ジャン・バルジャンか。久し振りだなあ。
でもなんでコゼットの名前がタイトルに冠されてるんだべ?


と思って、記事を一、二読んでみると、どうもキャラクターデザインが今風の、有り体にいえば萌えの要素を含んだ傾向のようです。
どんなものかと公式サイトを見てみると、
レ・ミゼラブル 少女コゼット
大人のキャラクターは直ぐわかります。奥の左からジャベール警部(ジャン・バルジャンを執拗に追跡する憎いアンチクショウ)、ファンテーヌ(コゼットのおっかさん。美人だけど不幸極まる苦労人)、ジャン・バルジャン(主役。贖罪のために懸命に生きていくナイスガイ)です。伊達に子供のころ、アニメ版を全話見ちゃいないぜ(あれは日本アニメーションの作品ではなかったと思う。どこか思い出せないけど)
そして、手前左の少女がコゼットだということは否応なしに理解させられるんだけど……、認めたくないなあ。もっと素朴なデザインの方がよかった。カトリとかセーラとかポリアンナみたいな感じがいいのに。境遇の類似からすればセーラが一番近くなるかな。世界名作劇場が一旦終了して十年経ってるし、今の子供たちがこの絵柄から入っていくのかと思うとちょっと複雑です。
しかも副題にコゼットの名前が入ってるということは、コゼットが里親のところで苦労する場面が必要以上にクローズアップされるということなんでしょうか(以前見たアニメでも確かにコゼットの出番は多かったけど)そのためにジャン・バルジャンのストーリー部分が削られるなんてことになっちゃイヤなんだけど。
僕の心境はまさに「ああ無情」いやもう、「嗚呼!(世は)無常!」そんな感じです。大袈裟とかいうな。