ロッパッパ

イカす」という表現を生み出したのは古川緑波だそうです。ロッパが主に活躍したのは戦前ということなので、「イカす」は半世紀以上の歴史を持つことになりますね。意外と古い。「イカす」は「活かす」かと思っていたのですが、「いく(行く)」が転じた言葉とされているそうで、また「イケてる」は「イカす」から来ているのだとか。
こういう変成は特に違和感を覚えないのですが、「めぢから(眼力とは違うのか)」や「まぎゃく(正反対ではいけないのか)」は如何なものかと。特に後者は湯桶読みも相俟って非常に気持ち悪いのですが、どちらもgoo辞書には新語として登録されています、マイガッ。これが日本語として定着するとなると、「眼力」「正反対」が駆逐されてしまうのでは、なんて大袈裟な心配をしてしまう。件の二語にはできれば速やかに廃れてほしいと願います。祈願というより呪詛かなー、これは。アブトルダムラルエコエコエッサイム、我は求め訴えて滅ぶべし(自分が滅んでどうする)