d2x

nec

五ヶ月ぶりにRoguelikeのカテゴリを更新します。といってもangbandではなくてDiablo2 Expansion set(d2x)についてです。ローグライクゲーム - Wikipedia内の「ターン制の戦闘システム 」の記述によると、Diabloシリーズも立派なローグライクゲームなのだそうです。
今回は、いつも見ている方々の殆どにはよくわからない単語が頻出します。ご了承ください。


d2xを初めて遊んだのが2002年11月のことでした。paladinをメインキャラ、sorceressをサブキャラにして数ヶ月の間、熱心にやり込んでいたのですが、難易度Hellのあまりの敷居の高さに心が折れてしまい、プレイ中断。それから三年近く放置していました。(僕はほぼシングルプレイオンリーで、battle.netに参加したことは数えるほどしかありません)今回再開する気になったのは、あつしくんが以前に回答したバトンの中で、d2xのmodが面白いということを書いていたからです。modというのはプレイヤーがオリジナルのデータを改変したもの、要するにアマチュアによるアレンジバージョンを指します。d2xは国内外を問わず相当数のmodが発表されてまして、今回はそれら数あるmodの中からnezeramontias(Nez)を選びました。まぁ、あつしくんが遊んでいるものに倣ったというだけです。同じmodならオープンで遊べるし。
三年のブランクを置いていきなりアレンジ物を始めるのもどうかと思ったので、先ずはオリジナルで遊んでみました。未経験のクラスを三つほど遊んでみて、nezではnecromancerをメインキャラに据えて進めることに。necは、skeltonやgolemを作成・召喚して、これを敵に当たらせ、自身は後方からdebuff(敵を弱体化させる補助魔法を指す)を使って手駒たちを援護するという形で進むクラスで、自らフィールドのど真ん中を突っ走り、武器を振り回して敵を打ち倒したり、魔法で敵の集団をまとめてなぎ倒したりする他のクラスとは一線を画すスタンスを取っています(それらの行動に則したスキルを持ってはいるが使い勝手がよくない)necの面白さは、手勢と敵勢のパワーバランスを把握して行動を選択するところにあります。他のクラスが最前線を突っ走る兵士だとするなら、necはそれらを指揮する小隊長といったところでしょうか。necの標準装備はwandなのですが、これを軍配に見立てると途端に指揮官らしさが感じられてきます。敵勢と一進一退の攻防を繰り返す手勢に「押せやぁーっ」と喝を入れてみたり。


……などと書きましたが、序盤のnecはそこまでスマートに振る舞えるものじゃありません。無数のskeltonとgolemで編成された部隊を率いるなんていうのはある程度のレベルに到達してからの話でして、序盤は一、二体のskeltonをお供にエリアを徘徊して勝てそうな敵にぶつかって行くという、実にせせこましいプレイになります。スキルを極めれば単独で敵の集団を壊滅させるような手練と化す(らしい)skeltonも、現状では同数の敵を相手に大苦戦のファニーなアイツ。こいつらにだけ任せていると時間がかかりすぎる(どころか、たまに返り討ちに遭って全滅してる)ので、頑丈な敵を相手取る場合はdebuffを使用して敵を弱体化させた後、後方から飛び道具で援護という戦法でゲームを進めていました。
こういった点はオリジナルも一緒なのですが、nezはエリア内に配置された敵の数が非常に多く、また、これらが軒並み強化されているため、一つのエリアを突破するのも苦労するのです。manaの回復速度もオリジナルより遅くなっているため、skeltonの再生産が追いつかなくなり撤退……ということもしばしば。元々necはゆっくりと進行すべきクラスであるのですが、nezではさらに緩やかに進むことになります。
土日ともけっこうな時間を注ぎ込んだのですが、act1をクリアーするのが精一杯でした。現在はact3の序盤でして、レベルは既に35となってます。オリジナルだと30lvもあればNormalのact5も楽に踏破できるので、nezはずいぶんと難しく作られています。
nezの本領でもある強力なアイテム群にはまだ掠りもしていませんが、unique itemやset itemが多く出現しているお蔭で、進行度の割に装備は充実しています。それに伴って手勢のskeltonもけっこう強くなり、skeltonとhireling(act2のDesert Mercenaries)を壁にしてdebuffに集中できるようになりました。今はnecらしさを堪能しています。


このような感じで、Roguelikeのカテゴリではしばらくd2x(のnezeramontias)について書くことにします。angbandは前回書いたところから一歩も進んでおりません。