Roguelikeというものについて

二度ほどElonaについて書いてから、はたと気づきました。Roguelikeとは何ぞや、と思っている方もおられるのではないかと。RoguelikeやDWCといったゲーム系カテゴリは、スルーしていただいて構わないものではあるのですが、読み手に伝える努力くらいはすべきかとも思いましたので、ちょっとだけ書いてみます。


Roguelikeと呼ばれるジャンルは、その名称は知らなくても、風来のシレントルネコの大冒険といった「不思議のダンジョン」シリーズと書けばわかる人が多いでしょう。出入りするたびに作り直されるフィールド、ターン制で敵味方が交互に行動、空腹度が設定されていて定期的に食事を摂る必要がある、といった点が共通する特徴です。(僕は「不思議のダンジョン」物では、風来のシレン一作目のみしか経験がないので、また違う点もあるのかもしれません)
元々は「Rogue」というゲームがあり、このRogueのシステムを踏襲した派生作品が数多く作られていることから、それらをRoguelikeローグライク=ローグと似ている)と一括しています。本家本元であるRogueがフリー配布だったためか、ローグライクにはフリーウェアが多い、というかコンシューマ用作品以外でシェアウェアを確認したことがありません。個人が開発してwebで配布しているものは、すべてフリーなのではないでしょうか(例外を見たことがない)
前述した「フィールドの再生成」「ターン制」「空腹度」の他に、伝統的なローグライクの特徴としては、「キャラクターやマップを文字で表現する(主人公は@、敵モンスターはアルファベット、ダンジョンマップやアイテムはその他の記号で表示)」そして「永遠の死(一度死んでしまうとやり直しが利かない。データが削除されるか、特定のフラグが入力されてデータを読み込んでもプレイできない)」がありまして、むしろこの二点、特に後者こそローグライクの真骨頂といえます。成長限界に達したキャラでもちょっとの油断で死んでしまい、費やした日数がパーになるというのは、たとえゲームの話にしろ痛烈なものです。
ローグライクについては、こんなところでしょうか。wikipediaの該当記事(ローグライクゲーム - Wikipedia)を読んでみたら、ドルアーガの派生作品もあってびっくり。他には、ジョジョ第五部をテーマにした「ディアボロの大冒険」という作品が、かつてwebで配布されていたようです。


僕が現在遊んでいるElonaでは、前述の「永遠の死」はありません。経験点、所持金、アイテムの一部を失うというペナルティのみで、死んだら我が家に戻されて再出発できるのです。Elonaはダンジョンアタックだけでなく、町の何でも屋として依頼をこなしたり、お店や畑や牧場を運営したり、ギルドに所属してノルマをこなして階級を上げたり、闘技場で戦って名を上げたり、と色んなことができるので、一人のキャラをずっと使える方がいいでしょうね。