ちょっとやばかった

一昨日また深夜まで仕事してたせいか、昨日は朝から体調が悪くて、頭痛と発熱を堪えて出勤。
昼に薬を飲んで少し落ち着いて、夕方に元請けへ出かけて打ち合わせをして、その帰り。
駐輪場にロックしていた自転車を動かそうとした時に立ち眩みを起こしました。崩れ落ちるボクサーみたく、思いっきり、足にキた。
瞬時にして平衡感覚が崩れ、視界というか思考が真っ白に埋まるというのはなんとも恐ろしい。
しばらく呼吸が整わず、自転車にしがみ付くようにしておりました。恐らく顔色も悪かったと思う。
このまま自転車を漕いだら危ないかなあと思い、押して帰ることに。
そうはいっても自転車で25分を要する距離です。元請けを出たのが夕暮れ時だったのもあって、幾らも進まないうちに真っ暗になりました。
しょうがないので会社に電話を入れて体調不良と帰社の遅れる旨を伝えると、車で出先にいた方から連絡が入り、拾ってもらうことに。自転車は後部座席を片して放り込みました。広い車でよかった。帰社したらもう20時だったので、自転車を置いてバスで帰宅。
帰って布団に入ったら、それまであまり感じてなかった疲労感が怒涛のごとく押し寄せ、のび太くん並のハイスピードであっというまに眠りに落ちました。深夜2時に一度目を覚まし、水分補給して再び就寝。次に目を覚ましたらちょうど出勤時間でした。
朝、顔を洗いながら「俺、ちゃんと生きてるよなあ」としみじみ考えてしまったり。
まー残業時間が通常の作業時間を上回るような状況が二ヶ月続けば、そりゃ体のどこかがいかれてもおかしくないのです。三十代だしなあ。


あのとき駐輪場で崩れ落ちてそのまま目を覚まさなかったら。
なーんてことをチラッとくらいは想像して怖くなりもするし、そうなると何人か悲しませることになっちまうなあ、と思いもします。
もしそうなったとしたら、もう何の抗いようもなく終わってしまうんでしょう。かなりあっけないものだと思う。


ただ、働きすぎてくたばるというのは、なんとも不本意な話です。
どうせなら本を読みながら前のめりに倒れるか、セッションでダイスを握り締めながら燃え尽きるか(これは周囲が迷惑)、何か好きなことをしてる最中もしくは寝てる間に、というのがいい。


うーん。こういう話は暗くていかんですね。