明けて半月

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。
既に半月も経過してますけど、ここから始めないと収まりがよろしくないので。


年末年始は実家で過ごしました。
年末は友達を一人実家に誘う予定でしたが、先方の事情でなしになり、年越し蕎麦を食べて、紅白歌合戦を眺めながら本を読んで過ごしました。例年通り。
正月中、古馴染みの知人を十数年ぶりに訪ね、知人お勧めのアニメを録画したものを見ながらお話。鑑賞と会話の比率が8:2というくらいのペースで時間を過ごしているうちに夕方となり、知人のご両親やご兄弟がお帰りになったので、これまたお久し振りですと挨拶しまくり、持参したお菓子をそっと差し出したり、代わりにお味噌や麹をいただいたり(知人の実家は麹屋さん)。知人もそのご家族も変わりなく、懐かしい時間を過ごさせていただきました。帰りに見ていたアニメのDVDを借り(未見分が気になってしょうがなかったので)、弟が持ち帰っていたPS2で見る。このときMH2を初体験。猫にアイテムを盗まれ、猪に吹っ飛ばされて終了。なかなか難しい。
他に、帰省中に発生した出来事といえば、実家の犬の首輪が外れて、外に逃げ出したこやつを追って弟と母と町中を駆け回ったことくらい。
実家にいる間は、上橋菜穂子の「狐笛のかなた」「精霊の守り人」を読み、母親にオノ・ナツメの漫画を数冊押し付けました。(「not simple」と「さらい屋五葉」除く)
他には、犬と猫の写真を手当たり次第に色んな人に送りつけてました。


正月3日目に弟の車に便乗して午前中に帰還。昼から赤鴉氏と会ってインド料理を食べてコーヒーを飲んでピッツァとパスタを食べて、ひたすらにひたすらに喋る。もっぱらTRPGの話題。いろいろ面白そうなゲームの話を聞いたのに、帰宅して綺麗さっぱり忘れてしまった自分の記憶力が本当に心配です。


仕事始めからの一週間は慌しいながらも効率が上がらず、だらだらと。


先日は、再び地元に帰って、早朝は地元の行事に参加し、それからセッションに参加してきました。遊んだゲームは僕らには定番のT&Tと、他にエムブリオマシンRPGというロボット物を遊びました。「エムブリオマシンRPG」というのはプレイヤーキャラクター各自がエムブリオマシンなる人型兵器に乗り込んで戦うことを楽しむゲームで、印象としては「バトル・テック」をお手軽にしたものというところです(といいながらバトル・テックは未経験)。戦闘場面を遊ぶ際は、参加者全員が同時に行動内容を発表して、それをマップ上で反映させていくのが特徴的で、「海戦ゲーム」を思い出しました。他の人がどう動くか分からないが故のアクシデント(たとえば、二人の参加者が、同じ地点への移動を宣言して、衝突が発生するなど)があり、それを避けるべく、また巧い具合に敵対者を退けるべく、立ち回りを考える必要があって、これが中々面白かった。
セッションが終わり、三人でこれからどんなゲームを試してみるかを含めて、いろんな話。その中で、SF物を遊ぶならどんなのがいいかなあという流れになって、「コブラみたいなの」「レンズマンみたいなの」「キャプテン・フューチャーみたいなの」――要するに、快速艇で宇宙空間を突っ走り、熱戦銃をぶっ放し、異星人をぶっ飛ばし、お約束のように美女が出てきてと、みたいなゲームがしたいよねという話になったところで、T&Tのマスター殿が「それならばカットスロートプラネットは僕らの好みに合うと思う。ただ問題は、それがいつ出るかわからないことなんだけど。遂に雑誌の発売予定リストからも消えてしまったよ」とロール&ロールなる雑誌を広げながら、冗談交じりにいっておりました。なんだか心配ですが、タイトルは覚えておくことにします。


実家で食事をしているときにふと思い出し、母にオノ・ナツメを読んだかと聞くと「ペーソスを強く感じた」とのこと。面白くは読めたけど作中に見え隠れする物悲しさが目立って感じられたらしい。貸した作品の登場人物はその多くが壮年から初老なので、還暦が間近い母の視点からだと、何かしら感じるところがあったのかも知れない。
それとまたも猫の写真を幾人かに送りまくりました。


往復の電車の中で「蒼き狼」を久々に読み返す。井上靖の文章はいいのう。
帰ってから、オノ・ナツメを回収するのを忘れていたことに気づく。ガチョーン


おまけ

T&Tのセッションで、ゲームマスターが用意したNPCのデータ。
ファニーな外見ながらMR50の猛者。
あまりにツボに入ったので、許可を得た上で十人ばかりの人にメールしてしまいました。
送られた方々はなんぞこれーと思われたことでしょう。