今年の総括はネガティブです

2005年12月31日のエントリを読み返した上で、今年を振り返ってみると、全体的に進展のない一年だったように思います。部分的には退化している点もあります。三十歳になったことで心機一転を図ろうとしつつ果たせなかったこともあり、この五年間の中では内容のもっとも薄い年でした。
人間不信の募った年でもありました。人の気持ちを推し量るという行為の空しさに打ちのめされることが多く、ずいぶんと冷笑的な人間に変わってしまったという自覚があります。係累から逃れたくて幾つかの試みも行いましたが、大した効果はあがっていません。
楽しいこともけっこうあったはずなのですが、どうもそれらの思い出はぼんやりとしており、つまらないことばかりが思い出されます。何か明るいことを書こうにも空々しさが滲んでどうしようもないので、素直に「よい年ではなかった」として総括することにします。ぶち上げた言い方をするなら、精神的にはどん底の年でした。
2007年は這い上がる年になりそうです。そうしなければいけない。