長嶋の顔も晴々としている。

ネットをさ迷うとたまにとんでもなく愉快な経験をするというお話。


経緯は省きますが、作家・志茂田景樹氏についてあれこれ情報を拾っておりました。
志茂田氏といえば、仮想戦記物を始めとしてどんなジャンルでも書く作家で奇抜なファッションセンスの持ち主というイメージが先ず頭に浮かびます。ここ数年は児童に向けた執筆活動にシフトしているとのことなので、作家としてのイメージは現状にかなりそぐわないかも知れません。(公式サイトを見る限り、ファッションに関してはこれまで通りのようです)
直木賞作家であるけれど代表作がピンと浮かんでこない(色んなジャンルの本棚で氏の名前を見ることはあったため幅が広いことだけは漠然と認識していた)ため、志茂田氏の作品群はいかなるものかと思いウィキペディアを見てみました。
氏の主な作品リストを見てみると、タイトルからして多彩です。
ここから本題。
その中で一際異彩を放つタイトルがありました。
「戦国の長嶋巨人軍」
これを見た瞬間、すかさず作品名で検索をかけていました。僕のアンテナが反応したのです。絶対にレビューのページがあるはずだ、と。
案の定、検索結果の上位は感想文で占められていました。その中にFGHの石橋氏のブログまであったのにびっくり。そういえばFGHはいつのまにか消失し、しばらくして設置されたログ置場もこれまた暫くしてなくなってしまっていたので残念な思いをしていたのです(今はブログ内で折々に当時のコンテンツを再編されておるようです)
どの感想を読んでも、奇書だのバカ本だのトンデモだのと散々ないわれよう。どうやら看板(タイトル)に偽りなしの内容であるようです。それらの中でFGHの頃の切れ味もそのままに的確な感想をかかれている石橋氏の記事を紹介したいと思います。すごく懐かしいこともあるし。それ以外についてはどうぞ各自で検索結果からご覧ください。
読む前
読んだ後


何度読み返しても吹き出してしまう。
作家と言うのは生半可なセンスでは世を渡っていけない職業なんだなと思った。
この作品に登場する人たち(当たり前だけど全員実在します。90年代前半に現役だった選手が中心)は当時これを読んだのか、それもちょっと気になります。
その後さらに2chの戦国時代板で作品スレを見つけ、そこで「戦国のレアル・マドリードだったら氏真が大活躍」という意見が出てるのを見て腹がよじれるかと思った。戦国のファンタジスタ氏真。銀河系軍団を向こうに回して八面六臂の大パフォーマンス。うーむ。