コミュニケーション

パソコンに不慣れ人は、何か巧くいかないことがあると直ぐに人を呼ぶものですが、何がどういう具合に不都合なのかを伝える術を持たないことが多くあります。しかも大抵の場合は落ち着きを失っているため、事情を理解するのも一苦労。
こういう場合はデータのバックアップを取った後、当人に、人を呼ぶような事態に至った経緯をもう一度繰り返させるのが手っ取り早いです。「どういう風に操作をしていたのか、もう一度やってみてください。大丈夫です。直ぐに後戻りできますから」そうして操作の流れを追ううちに、何が彼(彼女)を混乱させたのかを見て取ることができるのです。
つまり言葉を尽くさすと同時に手を動かさす方がコミュニケーションの近道になるというお話。苦手な外国語で意思疎通を図る時もボディランゲージを交えると案外巧く行ったりするものですが、それと同じことです。
なんて偉そうなことを書いてる途中で、七月頃、会社からの帰り道にモルモン教徒らしき外国人青年二人組に話し掛けられ、「ソーリー、アイムビジー!」と片手拝みしてそのまま自転車でこぎ去ってしまったことを思い出しました。話を断るにしても、ちょっと素っ気無かった。「アイアムブティスト!」といって合掌くらいすればユーモアを残せたんだろうけど。