何不向無寒暑處去

日中は蒸し暑い。夜中は寒い。
過ごし難い時期です。


シャーロック・ホームズシリーズは「バスカヴィル家の犬」を読み終えて、「シャーロック・ホームズの帰還」をゆっくりと読み進めています。読み終えた作品についてウィキペディアで調べてみると(日本語版ウィキペディアでも、各作品ごとに項目が設けられていて、シャーロッキアンの情熱ぶりが伺えます)物語における矛盾や問題点が指摘されています。流し読みでそれと気付くものから、各作品を精読しないと気付かないものまで数多く、ミステリを書くことの難しさを漠と感じます。ドイルは歴史作家としての成功を強く望んでいて、ホームズ物を手がけるのが億劫な時期もあったらしいので、もしかしたらやっつけ気分で書き上げたものもあったのかも知れません。そうでないとしても、40年に渡って書き続けていたら少々の間違いも起きるでしょうね。書き手は大抵、読者ほどに作品の枝葉には詳しくなかったりします。