ガゼッタ=ミスタラ

その昔、「オフィシャルD&Dマガジン」を一冊だけ持っておりました。今を去ること二十年前。D&Dの赤箱を手に入れるために親和に問い合わせたり(懇切丁寧な返事がD&D取扱店一覧のリストと一緒に返ってきました)玩具店で必死に説明したりと、いろいろ苦心していた小学生の息子の助けにでもなればと思ったのか、親がどこかで買ってきてくれたものです。何処で手に入れたんだろう。それを置いてる店ならD&Dも置いてたんじゃないのだろうか。結局、赤箱は問い合わせて入手。でも初めて遊んだゲームは「ドラゴンの戦士」です。騎士と蛮族しかクラスが用意されてないステキゲームでした。その後はSWをメインに他のゲームばかり遊び、D&D赤箱をようやくプレイしたのは2007年、つまり昨年のことです。D&Dはいつの間にやらクラシックD&Dなんて呼ばれ方をしておりまして、DM担当のY.NAOさんと「AD&Dってどうなったんですか」「それの3版が今D&D3eといわれてるもの」「なんと」なんて会話も交わしたり。
さてマガジンの話。僕が貰ったもの、号数は忘れましたが、百年戦争の「アザンクールの戦い」に関するコラムや、ゲームデザイナーの和栗朗氏、高山浩氏へのインタビュー記事が載っていたことは覚えてます。そして、もう一つ強く記憶に残っているのが「ガゼッタワールドへのいざない」というD&Dのリプレイ記事です。なぜよく覚えているかというと、その記事のイラストがすげぇカッコよかったからです。絵があまりに好みでPCの名前までしっかり覚えてる始末。執着にも程がある。
それで、イラスト担当が平井久司という方だということを二十年越しにして知りました。インターネット万歳。本業はアニメーターだそうで、デザインを担当した作品は数多。
でも一つも見たことがありませんでした。
作品名は分かるものが多いし、絵もweb上でチラホラ見たことはあるのに、どうしてちっとも記憶に引っ掛からなかったのは何故だぜ?
やはり、ラフタッチのモノクロ絵と、かっちりと線が引かれて色も塗られてるセル画とでは、印象が全く異なるものなんでしょうなー。


ついでにいうと、ガゼッタとミスタラ(電撃アドベンチャーズのリプレイで知ってはいた)が同じものだってことも、今の今まで知りませんでしたよ。