トンネルとトロールとひとでなし傭兵団

先日、地元の知人たちとT&Tを遊んできました。五人中四人がルールブックを買っているという準備のよさ。第七版は元々はけっこうな量が用意されていたデータをザックリ削っているので、GMを担当する先輩は旧来のサプリメントも用意してました。
PLはそれぞれ三人分の能力値と所持金を決定し、選択肢の乏しい人から順にアーキタイプと種族を決定。一人目がホブの盗賊、二人目がドワーフの戦士、三人目の僕がフェアリーの魔術師、四人目がエルフの専門家(専門魔法使い。ジャンルは「戦闘」)となりました。
GM「メンバーに人間がいないね」
ドワーフ戦士「ということは、我々は人でなしですな」
こうしてチーム名は「ひとでなし傭兵団」に決定。これじゃ悪党の集まりにしか思われません。
エストはオーソドックスなアイテム奪還物で、途中に差し挟まれたクイズやトリックもどうにか突破し、クライマックスは戦闘で締めたのですが、ホブの盗賊が最後の最後で死亡。GMのアイデアにより、ホブの魂を異種族の死体に移して蘇生するということに。ここで「モンスター・モンスター」が取り出されます。
GM「トランプのカードを引いて、移植可能な異種族を決めよう。三回引いてみて」
ホブ盗賊「……いわ男……ラミア……イエティ……」
なんという三択。ホブ盗賊のPLは考えに考え抜いて、人間の姿に化けられるラミアを選択。女性モンスターであることにものすごく抵抗を感じてましたが、キャラクター作成時の出目があまりよくなかったので、少しでも強さを補える種族であることを決定の理由にしたようです。こうして、ひとでなし傭兵団はやっぱりひとでなしのまま続くことに。
メンバーが頻繁に集まれない状況のため、クエスト達成で獲得できる冒険点と報酬はそこそこ多目に与えられました。報酬の中には魔法の指輪があったので、ごまかしの杖しか持っていなかったフェアリーの魔術師がこれを貰うことに。ただし指輪は人間サイズだったので、二の腕に嵌めて使うことになりました。身長20センチ程度でしかないフェアリーの二の腕では、最小のリングサイズでもすっぽ抜けるように思えますが、そこのところはよしとしてもらいました。
ところでフェアリーは背中に四枚の羽が生えているため、背中の大きく開いた衣類をまとうか、上半身は何も着ないままでいるしかなさそうですが、どうなんでしょうね(うちのキャラクターはヘビー・クロスを防具として装備しています)