The Grapes of Wrath(本文と無関係)

社の人間と話が噛み合わないことがありました。1分で済むはずの受け答えが、1時間の話し合いへと化けたのです。そうなった理由には、こちらの説明が巧くなかったことも勿論あるでしょうが、話し合いの前提となる知識が先方に足りなかったことのほうが原因としてはより大きいものだったと思うのです。
自分が取り組んでいる物件の作業工程の前段階を先方が行ったのですが、先方の知識不足に起因したエラーが発生し得る箇所がありました。その点をこちらでこのように修正するので了解しておいてほしい、という許可を得るだけだったのですが、相手が状況を理解してくれません。修正が必要な理由を何度も聞き返してくるわけです。
「あんたが何も知らずにやったことが原因でこのままだと巧くいかねーんだよ!」
というわけにもいかないので(いいたかったけど)、「前段階で作成したものをそのままデータベースに乗せるとこの段階でこのような不都合が生じるから、この部分をこのように修正することで解決するんですよ」と、ここでは「この」ばかり連発している部分に具体的な内容を乗せた上で説明をしたのですが、イマイチ要領を得ない様子。それどころか先方はこちらのミスでそういう事態が起きただけじゃないのかなんてことをいいだす始末。
「ペーパー資料を入力するだけの単純作業もこなせねーテメーの存在が一番のエラー要因なんだよ!」
と叫びたいのを堪えて(叫びたかったけど)、説明を繰り返す自分。平行線を何度か辿った後に先方が「あーもういい。そっちの好きなようにして」と話し合いを投げました。ついでに無意味に話の内容をメモするのに使っていたボールペンも放り投げてました。
俺はあんたをそこの窓から放り投げたい。
でもそうするわけにもいかないのが現実です。相手は社長だし。
忍耐というのは大変ですね。あーでもここで書いちゃったら忍耐も何もないか。


これを書きながらなぜか「怒りの葡萄」という言葉が脳裏に浮かびました。脈絡ないけど。